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ITとの出会い

私が初めてコンピュータと出会ったのは1971年頃だったと思います。

ベアリングの製造販売会社へ入社して事務改善委員会が発足して、適正検査でその網にかかってしまったのが切っ掛けでした。

 

当時はPCはもちろんありません。

コンピュータを導入できる会社も大手企業から徐々に中小企業に進展しだした頃でした。

コンピュータの使用範囲も会計処理が中心だったと思います。

 

IBMが世の中を引っ張っていた時代でした。

 

IBMの分類によるとコンピュータはこのように分類されます。

・スパコン ・・・ スーパーコンピュータ(高速計算用)

・メインフレーム ・・・ 大規模システム対応

・ミッドレンジ ・・・ 小規模~大規模対応

・各種サーバー ・・・ Web、ファイル、メールなどのサーバ用

・デスクトップPC ・・・ 企業用、個人用PC

・ノートPC ・・・ ノート型PC

・モバイルPC ・・・ スマホ、タブレットPC

 

当時は、メインフレームとミッドレンジしか無かったわけです。

私はミッドレンジのIBM システム/3というコンピュータが最初の出会いでした。

 

CPU(中央演算処理)のメモリーは128KBという現在からするとえっ!と思う数値ですね。

この時代のシステムはコンソール(表示入力装置)が1台しかないので、開発者は順番を争うため、机上デバッグを綿密に行い、1回でコンパイル(機械言語に変換)を完了しなければという緊張状態での仕事でした。

入力媒体はまだ紙にパンチして穴をあけて読み取らせる方式でしたし、記憶媒体も磁気テープが主体で、ドラム(現在のディスクの前身)でした。

当然のことながら出力は全て印刷です。

あれから48年が経過しました。

これからも進化し続けるのでしょうが、ITはもはや生活になくてはならない魔物になってしまいましたね。